月別アーカイブ: 2013年4月

カケス

庭にカケスが来た。
カケスはカラスの仲間。
ハトより少し小ぶりな大きさ。
羽の鮮やかな青い色が特徴。
1週間に1回くらいやってくる。
落ち葉の下の虫を探しているようだ。
じっと見ていると草をくわえていた。
巣作りが始まっているのだ。
kakesu

松やサワラ等の針葉樹を切って、広葉樹を植えている。
数年後にはもっといろんな種類の鳥たちが来てくれるかな。

広葉樹の多くは果実を実らせ、鳥や小動物の餌となる。
大地に大きく根を張り、落葉は幼虫の餌となり土壌を豊かにする。
水の保水力も高まる。
40年後には薪として燃料にもなる。
種の多様性はとても大切なことだ。
簡単に殺したり、排除してはならない。
長野県は針葉樹林が多い。多くは戦時中に油を取るために人為的に植えられたもの。
人間も所詮、自然の一部。
人としての役割をきちんと果たす。
自然の摂理に逆らうことは許されない。
いずれ土に帰るときに大自然は自分を受け入れてくれるだろうか。

そういえば、元阪神タイガースの掛布選手に似ているというだけでテレビに出ていたカケフ君は今どうしているだろう。

run

展示会が無事に終了し、ひと息つく。
展示会では毎度のことカラオケに行く。
音痴ではないのだが、人前で歌うのはちょっと・・・・苦手だった。
この職に就いて長岡社長と行動を共にすることで行く機会が増えた。

カラオケで気がついたことがある。
歌のうまい人は仕事ができる。
ん、違う。
仕事ができる人は歌もうまい。
取引先を含め、「このひと仕事できるなー・・・・」と感じた人は間違いなく歌がうまかった。
当然、場数を踏んでいるということが大きく作用していることは間違いない。
人を喜ばせることが楽しかったり、その場を自らも楽しもうというポジティブなエネルギーを常に発している人が多いのではないか。
こういう人は自己分析にもたけているような気もする。

長岡社長にチューリップの「run」が自分に合っているから歌うといいと言われた。

”また 走り出そう 夢のつづきへ
たとえ道が途切れても 虹の向こうへ

果たせなかった 夢のつづきへ
子供の頃 憧れた 虹の向こうへ

あの日 自分に 約束をした 虹の向こうへ”

歌詞を反芻しながら遠い夕陽に光る南アルプスを眺めていた。

被災地のニュースで思ったこと

朝、NHKのニュースを見ていた。
いわき市で震災被災者とのトラブルが増えているというもの。
震災後、いわき市には2万4千人もの人が被災して移住しているそうだ。

原発被災者は賠償金をもらっていて、津波の被災者はもらっていない。
被災者は税金を払わずに行政サービスを受けている。
各種機関が混雑して地元民が以前のようなサービスを受けられない。
このようなことが多くの軋轢を生んでいるという。

現場にいるわけではないから内情は分からない。
マナーを守らない人もいるだろう。
賠償金でいい車を買って乗っている人もいるかもしれない。
もともと住んでいる人たちと交流しない人たちもいるに違いない。
ちょっとした事がお互いの感情に隙間風を吹かせてしまう。

こういう事態を考えると、EUはやはりすごいなと思う。
人種や文化、宗教の違いからEUの国々は長い歴史の中で争いを続けてきた。
かつて殺し合いをしてきたのに、家族になろうとしている。
ひとつの国になろうと努力している。
経済的な格差もあるし、価値観の違いも存在する。
それでも自国や周辺諸国の将来を見据えて力を結集しようとしている。

やはり我々は彼らにかなわないのだろうか。
日本は敗戦でゼロになった。
そこから這い上がって復活した。
でも、アメリカに餌をもらって大きく育っただけではないのか。

物質的には豊かになった。
でも、心の豊かさという点ではどうなのだろう。
いま、第二の敗戦を迎えようとしている。
どん底に落ちて、そこから誰の力も借りずに立ち上がらなければならない。
ニュースを見ていてそんなことを思った。

 

好きなことをやっている人

レンズ設計製造展2013
本日からレンズ設計製造展。
景気を反映してか、来場者は少ない。今まで出展していなかった会社が出ている。

Ryubinカメラを発表したからか、パノラマ関係の方々がブースを埋める。
いろんな人がいる。
自分の知らない世界を知っている人がいる。
そういう方々とお話しできることはとても楽しい。
「そんな世界もあるのか」「自分には知らないことがたくさんある」と、新たな発見がある。
そういう方々はわたしの人生や思いにも興味深く耳を傾けてくださる。
「どうすればこんなことができるだろうか」と、みんながそれぞれの思いや考えをぶつける。
「それいいね。やってみよう」とか「試してみない?」という展開になる。

上司や社長につつかれないように、できない理由ばかりを探している人たちとは思考回路が違う。

今日はどんな人と会えるのだろうか。

やれ

新たな出会い。

今日からレンズ設計製造展。
Ryubinカメラをフィット殿がリリースし、そのお披露目となる。
代表の徳澤リュービン殿とお会いした。
フィットは勿論のこと、リュ―ビンさんもパノラマでは知られた方。
その道を極める方と知り合えることはこの上ない喜びである。

自分には力がない。何かを極めているわけでもない。
それがわかっているだけに、長岡社長やリュ―ビンさんとの出会いは特別だ。
その道で極めている方からは学ぶことが多い。
身銭をきってでも思いを実現する人たち。
「一緒にやろう」と声をかけてくれる。
こんな嬉しいことはないではないか。
自分のできる限りの力を尽くしたいと思う。

実は・・・・、わたしは器用貧乏だ。
何でもそつなくこなす。
手先は器用だし、すぐに期待通りの仕事もする。
だが、極められない。
何かが足りない。
何かが・・・。
それなりの力は出すのに、尻つぼみなのだ。
ずっとそうだった。

その”何か”を隠し続けている

「周りからよく見られたい」とか「かっこいい自分でいたい」という欲求が邪魔するのだ。
見かけ
だって中身だって全然恰好よくないのに、勝手に虚像を維持しようとする。
「誰から何を言われてもいい」と吹っ切れていないのだと思う。

そんな自分とはお別れしたい。
しなくてはならない。
本当の自分と向き合って、全てをさらけ出さなければ何ひとつ達成できない。
やれ。
やるんだ。
失うものは何もないんだ。
お前の人生なんて、他人からしたらどうでもいいんだ。

大企業にも転職助成金

朝の新聞の一面に転職助成金の文字。
また国はわけのわからないことを言い出した。
官僚の思うような政策ばかりが目につく。
成長産業に雇用をシフトさせるという狙い。
それ自体はいいことだ。
この先、見込みのないところにいたところで成長できないのだから。
だからと言って国がお金を出すのはいかがなものか。
国のやるべきことは、将来の日本という国の向かう方向を明確にすることであって、細かなことに口を出すことではないと思う。
まずは蔓延っている規制を撤廃する。
お金をばら撒かない。助けない。
自己責任の上で自由に活動させる。
こうするだけで、かなりの公務員を減らせる。
いろんな規制を作るから権益が生まれる。
その規制や権益を守るための組織が生まれる。
本来必要のないところに社会的コストがかかってしまうのだ。
それを払うだけの力が日本には残っていない。
労働人口が減っている。
結局、借金をしないとまわっていかない。
その借金は子や孫たちが払うのだ。

アベノミクスなどといって株価が上がったり、円安になったりしている。
人間というのは心理的なもので左右されてしまうものだ。
何ひとつ問題を解決できていないのに、また、問題を解決するための手を打っていないのに、みんな一喜一憂している。
最後の晩餐にならないように願うばかりだが、自分の身を守る準備が必要だ。

花の詩画展

伊那文化会館で開催されていた星野富弘 花の詩画展へ。

教職時代に国語の教科書に星野富弘氏の人生が載っており、授業でとりあげた。
学園祭でも生徒に劇を演じてもらった。

いいものは、やはりライブだ。
実物に触れる。
「百聞は一見に如かず」で、実際にその場に立ち会うのが一番いい。

筆を口にくわえて描いたとは思えないほどの描写。
感動的な詩。
今日も心を揺さぶられた。

かっこいいおっさん

長岡社長に誘われてチューリップのコンサートへ。
コンサートなんて30年ぶり。
中学校の友達が所ジョージが好きで、無理やり誘われて行ったのが最初で最後。

チューリップは自分にとってはリアルタイムに聞いていたバンドではない。
ひと回り年上の世代であろうか。
お客さんもその年齢層で、女性が8割くらいだったか。
みんな青春時代に帰って盛り上がった。

歌詞やメロディーがどれだけ多くの若者の共感を呼び、心の支えとなったことだろう。
曲を聴いただけでそれぞれの懐かしいあの頃が蘇っていたに違いない。
好きな曲が唄われると涙が出てきてしまった。

自己表現が多くの人の心を動かすなんてすごい。
それが音楽だったり、絵だったり、写真だったり、スポーツだったり。
自分自身にそういう才能がなかったから尚更そう思う。

チューリップの5人。
65才だって。
おっさん。
かっこよすぎる。

母さん、元気ですか?

一年が経ちました。
元気にしていますか?
人付き合いが苦手だから、みんなとうまくいっているか心配です。
この前、会社の近くの花壇にクロッカスが咲いていた。
母さんを思い出したよ。

家に着いた時には母さんはもういなかった。
逝ってしまったその布団で寝た。
そこにはもう温もりはない。
ただ、匂いだけ。

母さんの荷物の整理。
バッグの中から幼稚園の時に描いた蒸気機関車の絵が出てきた。
お世辞にもうまい絵ではなかったけど、大事にしていてくれたんだね。
少しだけ覚えている。
大好きだった伊藤先生が、白いハンカチに描いたその絵を褒めてくれた。
母さんに自慢したっけ。

会うのはいつのことになるだろう。
今、レンズの会社で仕事をしています。
かなり頑張らなくてはなりません。
自分ひとりだけだったら気が楽なんだけど。
でも、きっと結果を出すよ。
みんなのために精一杯やります。
そして、こんな楽しいことがあったと、土産話を持っていきます。
それまで待っていてください。

Boston

ボストンマラソンのゴール付近でテロがあった。
このような場所で起こってしまっては防ぎようがない。
事故にあって亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

ボストンマラソンは歴史のある大会で、日本人も多く参加する。
Hopkintonという郊外の町からスタートし、ボストンの繁華街がゴール。
思い起こせば20年前にあそこにいたことがある。
もう20年も経ってしまったのか。
スタート地点のHopkintonから15kmあたりにNatick(ネイティック)という町がある。
コースからは車で数分のところに住んでいたのです。
応援にも行った記憶がある。
今はちょうど新緑が綺麗で過ごしやすい時期である。
ゴール地点付近は所謂ダウンタウンで、買い物ができるショッピングモールや歴史的建造物も多く残る場所で、日本で言えば銀座っぽいところ。

ボストンは近郊の町を含め大学が多い。
学生がたくさんいるから活気がある。
日本の大学生のように遊んでいる人は少ない。
アメリカの大学生は本当によく勉強をする。
日本は入学するまでに一生懸命で、あとは何もしない。
アメリカ人の多くは高校までは大して勉強もしないのだが、大学に入ると急に勉強しだす。
卒業して就職した後も、キャリアを上げるために学校に通う人が多い。
日本の高度成長期には「Japan as No.1」なんて、海外ではかなり賞賛され研究もされたようだが、今はどうだ。
たくさんの問題を抱えているにしろ、アメリカは強い。
パソコンだってスマホだって、結局は彼らの作ったプラットフォームの上でモノを作ったり、使ったりしているにすぎない。
やはり、日本は規格・基準作りに参画しなくてはダメだ。
そうしないと、いつまでたっても欧米人に「これを安く作っといて・・・。よろしく。」となってしまう。
でも、作るのはもう日本でなくてもよくなってしまった。

欧米人は遊びがうまい。人格が形成される年齢までにたくさん遊んでいる。
人生を楽しもうという思想があるから、仕事や勉強をしていても遊び心がある。
だから、新しい製品や考えが生まれやすいのではないか。

このような考えに至ったのもアメリカで生活したからだと思う。
多種多様な考えに触れることができて、今になって考えればとてもいい経験をしてきた。

今からでも遅くない。
新しい世界に自ら飛び込んでみてはどうだろう。
まあ、そうしなくったって、うちの会社にいればそうせざるを得ませんけど。