日別アーカイブ: 2013年8月28日

はだしのゲン

「はだしのゲン」の閲覧制限問題。

小学校の時、図書室にあった。
あの頃は本どころかマンガさえ読まない外遊び専門小僧。
ある程度のことがわかる歳になって、このマンガは衝撃だった。
友達の中では「おまえ見たか?おまえは?・・・・」と、かなりの話題になっていたように思う。
全巻読んだわけではない。
「!!」の絵をみんなで見ただけだ。

戦争の悲惨さを訴えた作品。

いくら「戦争は悲惨だ、やってはいけない」と言ったところで伝わらない。
後世に伝わらないから同じ過ちを繰り返す。
どうやったら伝わるのだろう。

本人が体験してみてはじめてそれを知る。
それではもう遅いではないか。

中沢啓次さんは何でこの漫画を描いたのだろう。
自らの体験がベースとなっていると聞く。
本や芸術作品というのは読む側、観る側が作者の生き方に思いを巡らし楽しむものだ。
人によって受け止め方は様々。
少なくとも「はだしのゲン」という作品は多くの人から共感、評価を得ている。
作者の意図することを汲んで読むことはできないのだろうか。

大人が「子どものために・・・」といって勝手にレールを敷いてしまっていいのだろうか。
「危ない道だから・・・」と迂回するルートを設定してしまっていいのだろうか。

ショックを受けた子供たちがいたら、そっと肩を抱き寄せてあげればいいじゃないか。

現実を直視することを避けてばかりじゃダメでしょ。