日別アーカイブ: 2015年3月13日

Mar. 13

大塚家具がもめている。
上場企業なだけに、マスコミも泥仕合を演出している。

事業の継承というのは難しい。
多様な考え方・生き方が尊重される世の中となり、誰一人として同じ人間はいないことを考えると、今やっていることを継続していくということは不可能に近いのではないか。
私利私欲に走る人はいるだろうけど、会社の発展的な将来を考えない社長というのは存在しない。
ただ単に向かう方向が違うだけで、それぞれの方向性が間違っていると言うこともできない。
いろいろと考えていくと、会社というのは創業者の理念を仕事という手段を通して継承していくものなのではないかと思う。
でも、実際に働いている社員はそこまで考えない。
給料がいいからとか、景気のいいからとか、知名度があるからとか、そこしかなかったからとか・・・。
理念にまで頭が回らないし、社長がだれであっても構わない。
給料を上げてくれる、認めてくれるのがいい会社であり、それを仕切っているトップがいい社長なのである。
社歌を歌ったり、休憩時間ごとに創業者の言葉を唱和したり、いろんな会社がある。
ほとんど宗教組織である。
そんなことをしない限り、大きな組織をまとめることなんて無理なのではないかと思ってしまう。

宋文洲氏の本を読むと「ハッ」とすることがある。
「そういう捉え方もあるのか・・・」と自分の見方とは違う観点があって面白いのだ。
こんな話が以前載っていた。
水槽の中で泳いでいる魚の群れ。
先頭を泳いでいる魚を採ってしまう。
群れはしばらくのあいだ混乱する。
次に先頭に立つのはどの魚なのかを観察する。
No.2やNo.3だった魚が先頭に来るのだろうか。
すると、まったく想定もしていない魚が先頭に来るのだそうだ。
そして、何事もなかったかのように群れは以前のような状態に戻るという。

自然界というのはそういうものなのかと考えさせられた。
聞いたことだけで信じ込んでもいけないので、実際に見てみよう。
後継者を選んだところで意味はないのか。
先頭に立つ意志のあるものが立てばいいのだ。
混乱するのだって悪くない。
いずれ平静に戻るのだ。

進みたい方向にとにかく進もう。
目の前にジャングルがあれば、切り開いて行ってみよう。
新しいことに挑戦していくことを組織の文化となるように頑張ろう。