なぜだかしっくりこない

最近、東田直樹さんの本が話題になっている。
おれも直樹。
書店で平積みになっている。
自閉症児の教育に携わってきた自分からすると興味をそそる本である。
ちょっと立ち読みした。
さらっと流し読みしてみた。
なぜだか買おうとは思わなかった。
テレビやメディアにも取り上げられているそうだ。
多くの人が感動したり、共感しているようなのだが、自分の心にはなぜだが訴えかけるものがない。

自分がひねくれているのか。
素直に受け入れられない何かが存在している。

独り言と称してこんなブログを書いている自分。
心に浮かんだことをつれづれなるままに書いている・・・・つもりである。

自分の感じたことに100%マッチングする言葉などあるのだろうか。
ときどき疑問に感じることがある。
疑問に感じるというか、微妙な感情・感覚を日本語で言語化できないことが結構あるのだ。
エスキモーは雪や氷に関する微妙な表現を100以上も持っているという。
日本人の「わびさび」を多くの外国人が理解できないのと同じようなものだ。
置かれた環境でなければ得られない感覚が存在するはず。
受け取る側に語彙力や理解力、経験がなければ、伝えたくても伝わらない。

東田さんはきっと素直で素晴らしい方だろう。
彼のストレートな表現が人の心を打つという。
だが、発している言葉が本当にみんなの心に本当に突き刺さるのだろうか。
ちょっと、みんな鈍感なんじゃない?
脳のある部分が発達し、こだわり傾向のある自閉の方々。
その研ぎ澄まされた感覚は異次元だと思っている。

きっと表現できない感情、言語化できない感覚が多いのではないかと思ってしまう自分。
彼を取り巻く人たちやビジネスにしようと考えている人たちの存在に何かしっくりこないのかもしれない。