パンパシフィック水泳で日本人が大活躍。
素直にうれしい。
日本人だってやるじゃないか。
水泳は陸上競技と同じで持って生まれた身体能力に大きく依存するスポーツだ。
体や手、肺活量が大きい選手は記録が伸びる。
アメリカやオーストラリアといった水泳大国の選手はでかい。
選手層も厚い。
一般的に小柄な日本人が活躍するのは簡単なことではない。
カンザスの高校で冬は水泳チームに入っていた。
アメリカ中西部では水泳はウィンタースポーツ。
どこの学校にも温水プールがあり、高飛び込みの台もあった。
あの当時、州大会の記録が日本記録を上回っていたと思う。
アメリカには敵わないと思った。
それがどうだろう。
水泳大国を押しのけて金メダルを取っている。
長年の強化、泳法や水着の技術向上もあってここまで来た。
外国人に対する劣等感も無くなった。
選手たちの表情を見ているとわかる。
国際経験を多く積んで、物怖じしていない。
”外国人に対する劣等感”
なにげにこれが大きかった。
勝負する前から負けた気になってしまう。
いつもリラックスした海外の大男たち。
全てを背負って悲壮感の漂う日本人。
こんな構図だった。
敗戦国だからなのか。
島国で普段からつわもの達とやり合っていないからなのか。
何事も考え方次第。
相手がどうのではなく、自分がどう考えるかなのだ。
ネガティブな感情もポジティブな感情も、全ては自分が作り出している。
いずれ、陸上競技でも100m走で日本人がメダルを取る日が来るかもしれない。
挑戦したからといって成功するとは限らない。
でも、挑戦しなければ100%できない。