ウォー!

まさかのビッグニュース。

日本代表が南アフリカに勝利。
ラグビーワールドカップ史上、最大の番狂わせ。

いままで日本は南アフリカと対戦したことがない。
対戦してもらえなかったのだ。
ワールドカップの今回の試合が、なんと初めて。
サッカーで言えば、ブラジルに勝つようなもの。
やればできることを証明してくれた。
熱いものがこみ上げてきた。

この勝利が持つ意味。
たかがラグビー。
そう思う方がほとんどではないか。

外国で生活したことがある人ならわかるだろう。
どうしようもないものが存在することを。
出生で人生が決まってしまったり、どんなに努力してもたどり着けない地位があったり。
ラグビーというスポーツは貴族の娯楽。
上流階級の余暇。
今回のワールドカップはまだ8回目だ。
20回も開催されているサッカーからすると大会の歴史は浅い。
長らくイギリスを中心に楽しまれてきたスポーツであり、かの国の上流階級の皆様はこのスポーツが世界的に発展することを望んでいなかった。
ある一定の地位のある人たちだけが取り組んでほしいものなのだ。
かつて植民地だったニュージーランドやオーストラリアが強国となり、世界的なスポーツへと発展していく。

アジアからは日本が第1回大会から出場しているが、1回しか勝利していない。
次回ワールドカップの開催国に決定したのだが、「Why?」と首をかしげる上流階級の皆様方。
新国立競技場が開会式と決勝戦の場となるはずだったのに頓挫してしまい、過去2度優勝している南アフリカなどでは「自国で変更開催したほうがよい」と議論が沸き起こった。

今回の勝利で日本を無視できなくなった。
「彼らの話にも耳を傾けなくては」となるはずだ。
勝ち負けが存在する世界では、勝たなければ意味がない。
何も変えられない。

かつて海外でラグビーをプレーする機会に恵まれたが、そこは基本的には上流階級の社交の場であった。
それらの国のルールや世の中の仕組みを作っているのは実は彼らだということを知った。

日本は世界で一番平等な国。
格差も一番少ない国である。
それなのに「格差が問題だ」などという議論が起こる。
外国に行けばわかる。
いかに自分たちが恵まれた環境にいるのかを。

世の中のルールを作っている階級というものが存在し、その人たちの多くが楽しむラグビー。
極東の小国が勝利したという事実は、ただスポーツで勝った負けたという単純なものではないことを知ってもらいたい。