トントンなのだ

家に帰ると松の枝や木の葉がたくさん散らばっていた。
帰り道ではわからなかったが、今朝の田園風景は一変。
ソバは全部倒れ、稲穂も頭が重くて横になってしまっていた。
各地でも台風の影響で大きな被害。
土砂崩れや川が氾濫。

家が崩れたり浸水してしまって被害にあわれた皆さんには復旧作業をお手伝いしたい。
ただ、川が氾濫することはそんなに悪いことではないと思う。
農作物のよく取れる肥沃な大地というのは川の氾濫によってもたらされることが多い。
肥えた土砂の流入が実りを与えてくれる。
人の都合、効率ばかりを追求した結果、しっぺ返しが大きくなってしまうのだ。

このような被害にあってしまうと、「数十年に一回の災害に備えて・・」とコンクリートで固めてしまう人々。
それが更なる大きな災害へと導いてしまう。
コンクリートで固められた川。
ストレートに水が流れるから、その勢いを止めることはできない。
道路が冠水しても同じこと。
普段の生活が便利で平穏になればなるほど、反動が大きくなる。

心理的にも同じこと。
「これでもう安心」と五感が働くなるから、いざという時に何もできなくなる。

こういう災害が起きた時に思うことがある。
「結局、最後はトントンなのだ」
うまくいくこともあれば、うまくいかないこともある。
儲かることもあれば、儲からないこともある。
最高だと思っていたら、最低になってしまうこともある。

世の中というのはバランスをとっている。
最後は真ん中に落ち着くものだ。
あとは自分が満足いく人生だったかどうか。

自然の前に人間は無力だ。
自然の摂理に反することはできない。
それを受け入れた上で、生きていこう。