不安定な基礎の上に

GoProに火がついてからというもの、カメラの業界が変わろうとしている。
あらゆる製品にカメラが搭載され始めたのだ。
戦車型ヘリコプターのラジコン。
以前は高くて手が出なかったが、最近は1万円もあればそれなりのものが手に入る。
ホームセンターや電気店の広告が好きで、水曜日と木曜日に新聞が来るとすぐに見てしまう。
チラシにもそのような製品が掲載されるようになった。

通常では撮影が難しいアングルから映像を撮り、ウェブで公開。
YouTubeではかなり賑わっている。

業界にとってはよいことなのだろうが、日本でのものづくりにつながっていかない。
日本でなくても作れてしまう。
人件費の高い日本でわざわざ作る必要がないのだ。

スマホのカメラだってかなりの性能だ。
新たな使い方、付加価値を提供しても、すぐに海外で安く作られてしまう。
レンズを作っている自分でさえ、「安く買えるのであれば・・・」と手が伸びてしまう始末。
非常に危険な状態だ。

技術の進歩によって、楽しいこと面白いことは増えている。
ただ、それは砂上の楼閣というか不安定な基礎の上に成り立っている。
それをわかった上で、生きていなくてはならない。