昨日、練習のための練習と書いた。
アジア人、特に日本人の特徴として、型を重視するというのがある。
何かを想定して、その動き一つひとつに意味を持たせたりする。
「・・道」というのはその典型。

欧米から入ってきたスポーツにも、日本人はその「型」を取り込む傾向が強い。
ラグビーでもそうだ。
日本人のパスワークは世界一。
母国に行っても称賛されるほど。
相手がいない中でのコンビネーションプレーは世界で類をみないほどすばらしい。
さまざまな動作を「型」化し、その精度を上げていく。
こういったことは日本人がもっとも得意とするところ。

だが、いざ実戦形式になったり、相手がいて思いもよらない行動をとられると弱い。
日本のチームスポーツの特徴として、相手が格下だと信じられない得点差で圧倒的に勝つ。
しかし、拮抗していたり格上相手になると、こてんぱんに負けたりする。
相手がいなければすばらしい演技?型を披露できるのに。
精神的優位性を保てる時には「型」は大いに役立つのだが。
「型」というのは脆さもあるということを知っていないといけない。

これは受けてきた教育に起因しているのではないか。
製品の安定した品質で成功してきた日本。
人間までが均一化、均質化してしまっていないだろうか。
日本古来の「道」の精神ともマッチングしてしまった。

世の中はそもそも不安定。
不安定さを受け入れるには、柔軟な発想が必要だ。
環境は常に変化している。
そろそろ我々も同じことの繰り返しで精神を安定させるのではなく、先を見ながら適応していく力を身につけなくては。
そのためには引き出しがたくさん必要。
たくさん試して、失敗もして、いざという時には慌てない。

はめられた「型」からの脱却。
自らその「型」を壊してみよう。