気持ちの切り替えは難しい。
嫌なことがあると、ずっと引きずる。
何かいいことが起きないと解消されない。
かつてはそんな人間だった。
小さなことにクヨクヨするタイプ。
女々しい男。
がたいがいいのに情けない話だ。
人間としての資質は変わっていないかもしれない。
でも、いまは以前に比べると気持ちをコントロールできるようになった。
自分自身を客観視できるようになったということ。
何かを変えようとしたって、無茶なこと。
それが人であればなおさらのこと。
「わかってほしい」と思ったところでわかってはもらえない。
「変わってほしい」と仕向けても、逆効果になることが多い。
子供は思い描いたように大きくなったか。
奥さんや旦那さんは言うことを聞いてくれるだろうか。
いちばん身近にいる家族でさえ思い通りにならない。
どうしたいいか。
考えた。
自分が変わるしか方法がないじゃないか。
言動を変える。
態度を変える。
髪形を変える。
服装を変える。
行動パターンを変える。
・・・・。
自分に変化を与えると、見えてくるものがある。
以前は気づかなかったことに気づくようになったりする。
「あーっ、自分の本音ってこんなところにあったのか」
なんてこともある。
悩むことは大切。
落ちるところまで落ちたっていい。
あとは上るだけだし。
まあ、いちいちどん底を味わう必要もないので、気持ちの切り替えを早くするほうが得策だ。
悩んでたって事態は好転するわけじゃなし。
待っていたって仕方ない。
スポーツをしていて切り替えの早い人はひと味違う。
肝心な時に動ける。この肝心な時の一歩目が早い。
冷静に情勢を観ているからだ。
こういうのもセンスなのかなー。
ラグビーのように攻守が頻繁に入れ替わるようなスポーツを経験していてよかった。
日本人の多くは野球型のスポーツに代表されるような、攻守がきちっと分かれて指定されている状況に強い。
今の時代には当然マッチしない。
だって世の中がどんどん動いているし、変化のスピードが速い。
ついていけるはずがない。
のんびり構えている時間は無いぞ。