対照的な二人

テレビを見ていたら非常勤講師の生活苦について報道していた。
週に2コマしか授業がなく、アルバイトを2箇所掛け持ちしている。
給与待遇が悪く、何とかしてほしいというような内容。
講師としての報酬は月に8万円ほどだそうだ。
1授業あたり1万円だからそんなに悪くないと思うけど。
月に8コマ程度しか授業を持っていなければ、それは仕方がない。

その人のやりたいことと、持っている能力が合っていないと思った。
自分の持っている能力を客観的に自己評価できないと問題は解決しない。
周囲からの評価が上がらない人は、往々にして「私はやっている。私はできている。」と自己評価が甘い。
自分に対して疑問を持たない。
反省がないから、より良い方向には修正していけない。

教育というのは対人の職業だから、生徒にとっては教える能力がない人に教わるのは迷惑な話だ。
いくら教えたい、教壇に立ちたいと言っても、教えてもらいたいと思う人が増えなくては待遇だって変わらないのは当然の話し。
「教育は国家の根幹にかかわる」と言って、聖域化してはいけない。
待遇が安定すれば、業務も安定するだろうなんてとんでもない。
不安定な世の中なんだから、それを認めたうえでその不安定さを楽しむ。

社会経験を多く積んだ人たちを教育現場に送り込むのがいい。
学校生活と社会のギャップが大きいから、新卒就労しても適応できないのだ。
そんなことは誰にでもわかっていること。
教職に就いた人は、教わる側として得た感動を今度は教える側として伝えていきたいというものが多い。
でも、思いと能力は別の話だ。

昼に「グッと!地球便」を見たら若者がベトナムで料理教室ビジネスを立ち上げていた。
安定した職を捨て、海外に飛び出し自分の可能性に挑戦する。
世の中の情勢、自分の能力、自分のやってみたいことをよく見極めて行動しているように見えた。
非常勤講師の人とは対照的で面白い。

うまくいってもいかなくても、それは自己責任。
自分自身の問題です。
世の中のせいにしたところで何も変わりません。
自分が変わっていこう。