岡工が勝利

伊那市陸上競技場で行われた長野県高校ラグビー決勝。
終了直前のペナルティーキックを決めて、岡工が10対8で飯田に劇的な勝利。
両校ともにハンドリングミスを恐れてフォワード戦。
勝つためとは言え、ちょっとつまらない。
飯田は勝つにはこれしかないだろうという膠着した接戦に持ち込んだ。
岡工はフォワードもバックスも優位なのだが動きが硬い。
なぜ、硬くなるか。
「ミスをしない。」
そんな心理が影響している。
高校3年生にとって、負ければ最後。
人によっては人生の中でラグビーと別れを告げる者もいる。
そうすると、指導する側も本人も手堅い戦術を使うことになる。
「勝つ」というより「負けない」戦い方になってしまうのだ。

「勝つ」と「負けない」
一見同じように思うのだが、かなり違う。
「勝とう」という心理は自分たちの持ち味を最大限発揮したいという一歩前に出ようという感覚。
より積極的な行動が起きる。
「負けないように」というのは「ミスを減らそう」という一歩引き気味の心理状態。
消極的な展開になっていく。

人生にとってどちらがいいのか。
振り返ってみると、たとえ負けたとしても前者を選択した時の方が充実感を味わえた。

人生の中で思いっきり取り組める貴重な青春時代。
さて、どちらが本当にいいのだろう。