日豪EPA締結で思ったこと

オーストラリアのアボット首相が来日し、EPA協定が大筋で合意された。
貿易相手国として、ある特定の国にのみ依存しないという意味では良かったかもしれない。
アメリカ追従ばかりだったから。
資源に乏しく農地の少ない日本にとって、経済発展するには他国との貿易は欠かせない。
今後の発展どころか今の生活を維持するだけでも大変なことだ。
日本のたどった道を新興国が数倍速で追ってくる。

日本人の胃袋は他国との関係を無しに成り立たない。
食料自給率は40%ほどだと言われている。
カロリーベースの計算だからこの数字に騙されてはいけないが、自給している食べ物だって他国に依存している。
だって、作るためには元をただすと石油が必要だから。
農機具を動かすのは石油。
魚を取りに行く船を動かすのは石油。
スーパーに食べ物を運んでくるトラックを動かすのは石油。
農機具や船を作るのにだって必要なのは石油。
太陽光、風力を作るのも推進するのも石油がいる。
電気を作り出すには石油が必要だということ。
我々の生活を成り立たせるために、どれだけ石油に依存していることか。

日本が備蓄できる石油は約半年と言われている。
日本は石油が調達できなければ何もできない。
工業製品を作るどころか、食べたいものも食べれないし、着たいものも着れない。
安定して調達できるから今の生活が成り立っている。
今までの人生で石油が無くなってとんでもない不便を味わったことがない。
いろいろ考えると、石油と同じように世界各国から食物を安定して調達できるネットワークづくりも必要ではないか。
食料自給率のアップも課題だけど、それ自体が自国のみで成立しないのだから。

自分たちで全て済ませようとするには覚悟がいる。

答えがない。
どんな生き方が自分達にとっていいのか。
考え続ける。