時代錯誤の人々

メーデー。
子供のころ、テレビで見た。
ハチマキをして、メガホンをもって大声で騒ぐ人たち。
何をしているのか全く分からなかった。
今となれば「そんな時代もあったんですね・・・」という感覚だ。
右肩上がりの成長期はそれでもよかった。
何も考えなくても頑張りさえすれば、組織に属してさえいれば成長できた。
今はもう違う。
激動の衰退期に入っている。
ボケっとしていたら知らないうちに世の中が大きく変わってしまう。
浦島太郎になってしまうのだ。
「数年後にこうなるかもしれない」とシミュレーションしていたことが、すぐ目の前で起こってしまう。

日本は世界から取り残されてしまった。

寡黙な国民。
主張しないから何を考えているかわからないけど、固有の文化があって神秘的な国。
焼け野原から見事に復活し、経済大国になった。
コミュニケーションが下手なだけで、いろんなことを考えている素晴らしい人たちに違いない。
外国からはそんなイメージで見られていた。
ところが・・・・。
「こいつら、ほんまにアホや。いろいろ考えていると思っとったけど、何も考えてねーぞ。こいつら。相手にせんといといたほうがええで。」(なぜか関西風)
と世界中から相手にされなくなっている。

モノづくりだって誰にも負けないと思っていたし、「台湾や韓国なんて・・・」と上から目線で見ていた。
でも、気がついたら彼らが先を走っている。

メーデーの集会に参加している人の気がしれない。
大企業病を患っている人か、公務員的考え方の人に違いない。
これからは安定しない世の中。
だから、給料だって右肩上がりなんてあり得ない。
週40時間の労働時間だって、自分たちで決めたルールではないことを知っているのだろうか。
かつて欧米諸国が自国の産業に危機感を抱いて、日本に圧力をかけてブレーキをかけさせただけだ。
強制的に社員を酷使するのはよくないけれど、何時間働いたっていいではないか。
きちんと目的をもって、思いを共有できる仲間と仕事をすれば、何時間だろうが苦痛など何もない。

ジャングルを切り拓かない限りは目的地にたどり着けない。
考え、検証し、リスクを取って実行する。
自分の権利を主張している場合ではないし、そんな時間は残されていないはずだ。
自立と自律が今求められている。
このまま、流されるわけにはいかない。