答えは一つじゃないと思うけど

数学が嫌いだった。

数学が好きな友達がよく言っていた。
「答えが一つしかないから。だから楽しい。」
何か腑に落ちなかった。

高校ですばらしい先生たちに出会った。
特に英語を勉強するきっかけを作ってくださった先生。
「答えは一つじゃないよ・・・。」
そんなことを言われて、こころに突き刺さった。
表現の仕方というのは状況によってさまざま。
「これでなければならない」と限定されない。
テストの結果から何となく開放されたような気がした。
急に勉強が好きになったのはあの頃。

デジタルの時代が到来し、どこにいっても0と1の世界。
数学が好きな人にとっては、心地よいことだろう。
我々も便利さを享受できるのだから良しとしなくては。
でも、それですべてが片付くわけではない。

がん細胞が出てきたり、抗生物質に耐性を持った菌が現れたり、・・・。
自然は同じ状態を維持しない。
突然変異が起きて、世の中が変わったり進化したり。
科学では説明できない変化があるから楽しい。
誰にも説明できない変な人間がいたっていい。
自然が変わる前に、自ら変わってしまおう。

結局は0と1の配列が複雑になったりしているだけなのか。
あまり世の中が発達しすぎるのもよくないよなー。