面倒はチャンス

先日、ある社員が製造現場で暴れました。
手に負えないということでわたしが面倒を見たのですが。
暴れたと言っても机をたたいたり、頭を床にぶつけたり。
彼は知的な障害を持っています。
かつて世界の猛者たちを相手にしてきたわたしからすると、かわいいものです。
たいした問題ではありません。
こういう時は逆にチャンスです。
本人は自分のしたことに「まずい・・」と思っている。
そういう時にきちんと指導し、新しいことを教えるのです。
通常の業務をしながら成長させるのは難しいと考えたほうがいい。

聞いてみると依頼された部品出しの数を間違えて注意されたとのこと。
結局のところコミュニケーションの改善が必要ということです。
「あれをいつもの通りに出しといて・・」で通じる人がいれば、
「○○をこのトレーに○○個ずつ並べて○○さんに○○時までに渡して・・」と紙に書いて渡さないとわからない人もいる。
そりゃ、前者の人と仕事をするのが楽。
阿吽の呼吸で仕事が済む。
でも、そこに至るまではお互いにそれなりの経験を積んだからできること。
後者は手間がかかって面倒。
イライラしている時には「んー、もーぅ」となる気持もわかる。
でもね、丁寧に対応していると後々に何倍にもなって返ってくるものです。
いいことが、ですよ。

これからの時代、毎日同じルーティンワークというのは減っていく一方。
だから、いつも新しいやり方を模索する必要がある。
こりゃ大変だ。
管理職の人は事前準備に工夫が求められます。
現場で指示を受ける人も思考回路を変えないといけない。
変化への対応力が鍵。

人は変化を嫌がるもの。
人事異動は社員の不満の種。
社員からすると、同じ仲間で同じ仕事をしていればミスも少なくて安心。
社長からすると、それは組織として将来への成長とはならないから危機以外の何物でもない。

一般社員感覚から脱却できますか?
「そうはいっても・・・」と思っている時点で、自らの成長を止めている。
管理職への道も閉ざされます。
ということは・・・。
給料は永遠に上がらない可能性が・・・高まるのですぞ。

人事異動や配置転換、急な退職者で新たな仕事が降りかかる。
面倒?
いや、これはチャンスじゃ。
「これを乗り越えたら、また俺の評価が上がっちゃうな・・・」
と前向きに考えるべし。