被災地のニュースで思ったこと

朝、NHKのニュースを見ていた。
いわき市で震災被災者とのトラブルが増えているというもの。
震災後、いわき市には2万4千人もの人が被災して移住しているそうだ。

原発被災者は賠償金をもらっていて、津波の被災者はもらっていない。
被災者は税金を払わずに行政サービスを受けている。
各種機関が混雑して地元民が以前のようなサービスを受けられない。
このようなことが多くの軋轢を生んでいるという。

現場にいるわけではないから内情は分からない。
マナーを守らない人もいるだろう。
賠償金でいい車を買って乗っている人もいるかもしれない。
もともと住んでいる人たちと交流しない人たちもいるに違いない。
ちょっとした事がお互いの感情に隙間風を吹かせてしまう。

こういう事態を考えると、EUはやはりすごいなと思う。
人種や文化、宗教の違いからEUの国々は長い歴史の中で争いを続けてきた。
かつて殺し合いをしてきたのに、家族になろうとしている。
ひとつの国になろうと努力している。
経済的な格差もあるし、価値観の違いも存在する。
それでも自国や周辺諸国の将来を見据えて力を結集しようとしている。

やはり我々は彼らにかなわないのだろうか。
日本は敗戦でゼロになった。
そこから這い上がって復活した。
でも、アメリカに餌をもらって大きく育っただけではないのか。

物質的には豊かになった。
でも、心の豊かさという点ではどうなのだろう。
いま、第二の敗戦を迎えようとしている。
どん底に落ちて、そこから誰の力も借りずに立ち上がらなければならない。
ニュースを見ていてそんなことを思った。