Apr. 6

組織を動かすスキルというのはどうやったら身につくのか。
スキルで片付けてはいけないと思っている。
意志の問題が大きいのではないか。

振り返ってみれば、子供のころからいつも先頭を走っていたので、それなりにリーダーとしての資質はあったのだと思う。
みんなが尻込みするようなことには手を挙げる。
みんながやりたがることには手を出さない。
「だれかー、トイレ掃除してくれる?」 「しーーーん」 「じゃぁ、俺が」
組み体操のピラミッドで真ん中の一番下。「谷ならやってくれる・・・よね」というみんなの視線。「じゃぁ、俺が」
ボールを持ったら突破力のある選手の対面ポジションは・・・「谷なら止めてくれるよね・・・」 「じゃぁ、俺が」
学校で不審者が入ってきたときに一番に駆けつける役は・・・「担任だけど谷先生でいいよね」 「じゃぁ、わたくしめが。でも、誰か私の生徒の安全を・・・」

一事が万事こんな感じで、幸いなことにさまざまな珍体験があるのは財産でございます。
たくさんの失敗もしたけど、「何とかしてくれるだろう」という期待感はこんな形で作られてきたのではなかろうか。

問題が発生した時の組織への対応。
一人で背負うことなく組織全体でカバーできるか。
誰に何をいつまでにやってもらうか。
そういう判断力はたくさんの難所を乗り越えないと育たない。

ラグビーというスポーツに出会って本当に良かったと思う。
さまざまなポジションがあり、体型も足の速さも力の強さも凸凹の組織。
攻守が頻繁に入れ替わり、瞬時に要求される判断力。
一人では勝つことができない。
個々が一つの目標に向かって有機的に動く必要がある。
その目標設定をするのはリーダーの仕事。
チームとしての大目標があり、グループの中目標があり、個々の目標もあって、それを一本の線でつなぐ。
こういうことがイメージできたら、誰にでもリーダーになることができる。
そのためには一歩でもいいから踏み出す勇気が必要だと思う。