Aug. 2

若年層の離職という問題が、ある意味社会問題化している。
高校の進路指導の先生に伺っても、就労してわずか1か月で離職する例も普通にあるそうです。
わが社もご多分にもれず、同じ問題を抱えております。

一応、学校教育に携わっていた者としてどうにかならないものかと考えるわけです。
多くの若者は「給料が・・・」「休日が・・・」と
そういったことばかりに焦点が合っていて、といいますか、テレセントリック状態になっていまして、ほかの大事なことは全く見えていません。

はて・・・、自分が就職したときはどうだったのか・・・。
社会人になったのは23歳でしたけど。
同じようなことを考えておりました。
たいして変わりない自分だった気が・・・。
当たり前ですけど。
いや、もっと体たらくだったような気もします。
間違いない。
仕事が終わってラグビーの練習に行って、帰るのは9時過ぎるんですけど、途中でバーガーキングとかに寄ってセットメニューを食べながら運転して帰る。
マニュアル車だったので、バーガーの持ち替えに忙しくてモモのあたりにたくさんこぼしちゃったりして・・・。
トマトとチーズと肉汁の滴るミートバティの絶妙なコンビネーション。
のどが渇いていて飲むコーラ。
ポテトの塩味。
食べているだけで、こんな多幸感に包まれる時間はあっただろうか。
仕事で嫌なことがあっても、「オレって幸せだなー」「ハンバーガーってなんてうまいんだ」などと気持ちを切り替えられる瞬間でありました。
ということで、二十歳そこそこの頃は食べることと女の子のこととラグビーのことにテレセントリック。
でも、よく考えると今とそんなに変わらないかも。
人間、みんな大した差なんてありませんよ。

ちょっと本題に戻りましょう。
就労してからの3年くらいは大事な期間です。
「石の上にも3年」
新入社員には必ず話をします。
何が得意で、何ができて、何が好きで・・・。
こういうことはがむしゃらに3年くらい取り組んでみて初めてわかることです。

自分で言うのもなんですけど。
石の上に座っているなんて大したことではありません。
砂利の上を裸足で走ってましたよ(走らされていましたよ)。
お尻や脚がが痛いというレベルではなく、もう血だらけ。
病気になるほど仕事したし(させられたし)、なおかつラグビーもやりました。
あの頃の仕事を「今やれ」と言われたら、絶対に拒みます。全力で逃げます。
それくらいやってきたので、忍耐力だけは「もう半端ないって・・・」
そういう体験が今の世の中に通用するかと言えば全く持ってNG。
ですので、押し付ける気持ちはありません。

いま、ひしひしと感じること。
稼ぐということはどれだけ大変なことなのか。
仲間やお客さんに認めてもらうことはどれだけの労力が必要なのか。
実体験を積むしかありませんね。
失敗するしかありません。
そして、それを乗り越えてはじめて先人の思いにたどりつくのです。

でも、ふと考えます。
問題だと思うのは今までと違う現象が起きているからに過ぎないのではないか。
世の中が変化しているのに、それに対応できていない自分がいるのではないか。
問題だと思うから深刻になるし、真剣に考えてそうならないようにしようとする。
「そういうもんだ」と思えば、なんのことはない。
悩まなくてすむし、それを前提で根本から見直しをかける。
そういう発想の転換が必要かもしれませんね。