Dec. 11

NHKのラジオを聞いておりますと、最近は教員の働き方改革の話題が多くなっています

聞いていて「なるほど・・・」と思うことはほとんどというか全くなくて、「まずい世の中になってきているな」と感じています。

世の中をよくしていこう、というのは前提としてあるのですが、人間相手の職業に一律の決まりで動くというのは不可能であると思うのですが。

 

みんな「大変だ・・・」と言います。

そりゃそうです。

仕事ってそういうものです。

弊社は組立という部品相手の業務が多いですが、同じ寸法の部品同士でも組み合わせると作動感が違ったりします。みんな悩みながら要求品質に近づけていきます。

ヒト相手の業務というのは部品以上に不確定要素が多いですから、それはそれで物事を円滑に進めるために苦慮するわけです。

傍から見たら「大変そうだ・・・」と思う業務も、本人にとったら「それが仕事だから・・」というところに落ち着きます。

企業によっても違いがあります。

ユニクロのように「ガンガン行くぜ!」という会社もあれば、一般事務系などのように「これだけやっておけば大丈夫」というゆるい系の仕事もあります。(誤解がないように言っておきますが、ゆるいといっても目標設定が100%で許されるという意味です。)

「ブラック」だなんだと大げさなことを言う人がいますが、深みのある議論をする人はあまりいませんね。

だいたい「ブラック」という場合、「プレッシャーがかかる」とか「厳しい」といった働く人の認知を問題にしている。

ユニクロのお仕事はきついと思います。

でも、きついということ自体は悪いことではない。

だって「服を通して世の中を変える」ことを目標に置いた企業です。

「変わらなくてもいい」「食べていければいい」なんて考えている人は務まるわけありません。

デザイン、縫製品質、流通、価格などあらゆることに挑戦し、変えてきた会社。

挑戦したい人にとっては最高の職場です。

きつい仕事でもそれを選択する人はいるのです。

 

学校の先生はどうか。

教育という、いわば生産性や改革というところとは距離を置くお仕事。

多様性を認める社会に移行する中で、個別対応が求められるようになってきています。

今までの学校の先生という枠では対処できない状態になっているのだろうと推察します。

教科書どおりの画一的な教育にマッチした人が先生になるケースが多い。

でも、いまは世の中が多様化して教科書どおりに物事が進まないし、変化のスピードも速い。

環境がどんどん変化しているのに、教える側の人はそこに適応できていないということ。

そういう状態なのだと思うのです。

「先生が足りないから増やそう」などという人がいるのですが、国家予算がいくらあっても足りなくなりますよ。

授業をいかに充実させるかが大事だと思うので、部活動は地域のクラブへ移行。学校行事は他校との合同にして任意参加にするなど、もっと大きな単位で子供の教育に関わる人を増やすほうがいいと思う。

勤務時間が長いことが問題になることが多いのですが、勤務時間の削減はいくらでも可能です。

また、いつまでたっても家に帰りたがらない先生が多いのも事実。

「今までこうやってきたから」というのをゼロベースで見直せばいいんです。

 

自身の経験からすると、教員はどちらかというとゆるい系の仕事。(それが悪いわけではないですから)

教員は成果が出なくても辞めさせられないし、許してもらえる。

企業は利益を上げなければ存続できない。

そのへんは厳しさを感じますね。

 

企業の人が文科省のトップになってもらうことを検討してもいい。

また、スポーツで実績を上げているように、しがらみのない外国人に権限を与えて改革してみるのもいいかもしれない。

いまやらないと10年後はもっと大変なことになりますからね。