ネットの普及で学びの環境が大きく変わりました。
わたくし自身は英語の勉強が好きなので、本を読んだり、スマホのアプリを使ったり、You-Tubeを活用したりしています。
You-TubeではHapa英会話をよく視聴しています。
Junさんの解説はとても分かりやすくてお勧めです。
今回は日本とアメリカの教育の違いについて日本語で説明していて「そう、そのとおり!」と相槌を打っておりました。
わたくしもアメリカの学校で学んだことがあるし、教員として働いたこともあるので説明していることが本当によくわかります。
自分の考えを相手に伝える。
相手の考えを尊重する。
多様性を認める。
これがセットになっているととても心地がいいですね。
多様性のある国だから「相手の考えをまずは聞きましょう」となるわけですが、多くの犠牲があって今があるということを理解する必要がありそうです。
移民の国であるアメリカはまさに人種のるつぼ。
様々な人種と文化が混ざっているので、衝突が起こるのは当然です。
お互いを理解し合うのには議論だけでは収まらず、殺し合う歴史がありました。
人種やマイノリティーへの差別は普通にあった(現在進行形でもある)わけで、権利や自由というのは彼らが多くの犠牲を払って勝ち取ってきたものです。
日本では多くの場合は彼らが勝ち取った権利や自由の”思想を輸入”しているということです。
自分たちが痛みを味わって勝ち取った権利や自由ではないので、「多様性を認めましょう」とは言っても、うわべだけの掛け声に終わって浸透していかないのだと思います。
Junさんも言っている通り、答えは一つではありません。
世の中も答えのない時代になりました。
昨日は正解だったものが、今日は間違いとなる。
「そもそも正解なんてない」っていうことなんです。
そういう時代ですから、自分自身がどう思うのか考えるのかを伝えることが求められると思います。
「私はこう思うんだ。君はそう思うんだね。」
価値観は違うけど、「ここからどうやって進めようか」と相手を尊重しながら落としどころを探っていく。
こういうことが大事ではないかなと思っています。
「あの人とは考え方が違うので近づかない」とか「あの人の意見は気に食わない」ということは日常茶飯事であるわけですが、「違っていて当然」というところからまずは考えていったほうがいいと思うんです。
「みんな考え方が違うんだから、そこからどうするのか」ということを前向きに捉えて議論できたらいいですね。