Feb. 20

帰宅中にラジオを聴いておりましたら、金メダルを取った小平奈緒選手のインタビューが流れておりました。
もう、号泣ですね。
皆さんも号泣とは言わないまでも、目頭が熱くなったのではないでしょうか。
我が家にはテレビがないものですから、頭の中で勝手に想像することだけは世間一般の皆さんより凄いことになっております。

一緒にオリンピックを目指していて、今回は願いがかなわなかった小平選手の友達が1月20日に亡くなっています。
新聞を読んでいて知ったのですけど、「いやーっ、これは小平選手にとったら相当なプレッシャーになっちゃうなー・・・」とすぐに頭に浮かびました。

みんなからの期待や応援は、時として重荷になるものです。
身近な人の死も精神的にきますよね。
頑張っているところに「もっと頑張れ」と言われる。
円谷選手が思い出されます。
並の精神力では乗り越えられないものです。

子供のころから運動神経がよかったので、「スポーツで上に行きたい」と常に思っていました。
アメリカに行った時にとんでもない才能たちを目の当たりにして「これは敵わない」と悟って、「トップ選手をサポートする」側として仕事に就けないかと考えました。
しかしながら、そこでも挫折し教職に就きました。
そして、今はまったく関係のない仕事に就いています。
時々、「今からでも遅くない。また始めようか・・・」と勝手に考えることもあるのですが、「プロの道具を作るプロ集団になる」という目標の方がいいかなと。
勝手に投げだすこともできませんしね。
優秀な仲間たちからいろいろと教わることも多く、残された人生を精一杯頑張ろうという気持ちでおります。

高度成長が終わった今、人を介してもの作りをするというのはとても難易度が高い。
社員の悩みや思いを知ると、「なんとか実現したい」「どうやったらできるのか」と日々考えるわけです。
いろんな人がいて、いろんな思いがある。いろんな場面で交錯する。

みんなを結び付ける何か。
お金以外の何か。
それを会社として持っていなくてはいけないですよね。

我々の仕事に金メダルはありません。
我々が作ったレンズでカメラマンが写真や映画を撮り、それで賞を受賞するかもしれない。
だけれど、誰しも誰が作ったレンズなのかは知らないし、知ろうとしないだろう。
プロの道具を作るプロとして、自分自身のこころの奥にある金メダルを目指してがんばるのだ。