Feb. 26

「御社の強みって何ですか?」

たまに聞かれるんですけど、これは会社を経営する中で一番大事なところなのでいつも自問自答しています。

強みを活かすことが最大の武器になるわけで。

現会社を任されたのは10年前になるのですが、明確に答えられる人がいませんでした。

答えられたとしても、「それって他社と差別化できるほどの強みじゃないよね・・」というものでした。

”♫ 三歩進んで二歩下がる ♬”状態が続いておりますが、今ではお客様に提案できるまでになりましたし、難しい設計案件や試作も対応できるようになって、我慢してよかったなと思い起こしています。

今日、たまたま「御社の強みって何ですか?」と問われたので左様にお答えした次第です。

 

わたくし個人の強みとして自己認識しているのは、実はいくつかあります。

・最後まであきらめない。(無意味だなと思ったものはすぐにやめますけど)

ラグビーではしつこさを信条としており、相手チームからイヤがられます。自チームからは重宝がられます。

・環境の変化に適応できる。金銭的に貧しい人たちと生活したことがあるので、たいていのことには耐えられますし、”住めば都”で生きていけます。日本はどこに行っても天国です。

 

経営者としての強みは実はあまりありません。(んっ、社員が心配しちゃうかな?)

数字に強くないんです。ときどき、めまいがします。

でも、アルファベットにはちょっと強いですよ。

あと、教育に対しては自分なりの思い入れがあります。

弱者が自立できるようなことを何年も取り組んできましたから。

教育ってとても難しいんですよ。皆さんが思っているよりも。

 

できる人、やる気のある人というのは目標と課題を与えれば、どんどん伸びていく。

でも、一番難しいのはやる気が起きない人、自分探しばかりしている人だと思います。

発想の転換をさせたいのですけど、貝になっている人の心を開くのがね。

アレなんですよ。

こんななりをしているもんで、みんなガードが上がってましてね。下がらない下がらない。

 

教育って最後は信じて待つことだと思っています。

これはなかなかできないことです。

 

大手企業は技術の伝承がうまくいかない。(と思います)

それは、採算が合わないことは迅速に切るからです。

光学の業界ではスキルの獲得には時間がかかります。

途中で脱落する人も結構います。

適性が求められる作業が多いんでね。

常に余剰の人員を抱えていなくてはならない。

これは経営的にはとても辛い。

まして、組立っていうのは量産でないと。

多品種・小ロットの組立というのはかなり難しいことを再認識しています。

 

恐らく、我が社は大手や競合他社に比べれば”待つ”ことに関しては頑張っていると思います。

個々人には厳しい条件を伝えることもありますけど、昨日より今日、今日より明日がよくなるような努力を重ねない限りは物事はよくなっていきませんからね。

経営は早い判断が必要になるので、せっかちな方が舵取りをすることが多いと思います。

待つというのは相反することにもなるので、葛藤というかこころのせめぎ合いがあってですね。

思い通りに行かないことばかりで・・・。

醍醐味とでも言いますか。

面白い・・・ということにしておきましょう。