Feb. 6

ただ今、免疫力が低下中。
インフルエンザ疑惑が浮上。
大雪の影響をずっと引きずっておりまして。
参りました。

ドイツ人元Jリーグ監督が“部活”に抱いた違和感 「練習が休みと言ったら全員喜ぶ」

今日も部活について。
世界で強さを発揮するチームがある国というのは奥行きがあります。
薄っぺらいものではありません。
時間をかけて形成されるものです。
スポーツが文化になっているかどうか。
これが大きいのだと思います。
日本では未だにトレーニング自体が修行、修練のようなイメージがあり、「楽しむ」という概念が欠けています。
「sport」は辞書を引いてみると、「楽しむ」「遊ぶ」という意味があります。
もともとはラテン語の「deportare」から来ています。
欧米でスポーツをすればわかりますが、「楽しむためにそれをする」というのが共通認識。
やらされていては楽しむなんてことはできませんから。
当然ながら勝つことが優先されるチームがある。
勝つことが最優先なので有能な人材しかセレクトされない。
才能のある人たちが最高のパフォーマンスで勝負をする。
これはお金を払ってでも観る価値がある。
これがプロスポーツの世界。
そこでプレーした人もいつかは戦力外となり、下部チームに行ったり、引退してコーチングしたり。
ただし、何らかの形で一生涯続けるケースがほとんどだと思う。
年齢や障害によるカテゴリー分けだってある。
トップチームを頂上として、裾野はとても広い。
みんなが自分の取り組めるレベルでそれぞれ楽しんでいる。まさに文化といえるものだ。
アメリカでラグビーをしていたのですけど、所属していたクラブは強いチームで3軍までありました。
トップチームの試合のあとには2軍、3軍の試合が必ず組まれている。
かつて、アメリカ代表だった選手が2軍や3軍、Old Boysの試合に出ていたりする。
これから1軍に上がろうとする選手と衰えたけれども第一線で活躍した経験のある選手が同じチームで戦っている。
歳とってるし、足も遅い。だけど、やたらと落ち着いていて指示が的確。プレーの精度も高い。
チームメートに聞いてみたら「あー、彼は数年前まで代表だったよ・・・」
そんなことが当たり前にある。
学びの機会が普通にあるんですよね。
技術の継承と言っていいのではなかろうか。

日本がダメだと言っているのではありません。
「そこまで行っていないよね」
「みんな、ホントに楽しんでる?」
そう思っているのです。
多くの日本人は従順な方が多いので、修行僧のような生活であっても「あれはあれでよかったのだ」と納得させるわけですが、人生は一度だけですので「もっと楽しみましょう!!」

「have fun」と「enjoy」
どちらも「楽しい」と訳すことができますが、明らかに違います。
「have fun」はその場が「おもしろ、おかしい」という意味。
「enjoy」は目的語を必要とします。「enjoy playing」というように目的があるんです。
「エンジョイする」というと日本語的には「have fun」も含んでいる。
しかしながら、本来の「enjoy」というのは辛かろうが大変だろうが「目的を達成することに喜びを感じる」という意味です。
欧米のクラブではみんな「enjoy」している。
球拾いで終わる選手なんて皆無。
試合のために練習して「enjoy」する。
楽しむために時間を割く。
時間を割くから楽しみたい。

部活を週休二日だとかそういう指針をだすのものいいですけど。
まずは教える側も教わる側も、まずは「どうやったら楽しめるの?」ということを深く考える必要があると思います。
「楽しい」ってそもそもどういうときに感じるのか。
これは教えることではなく、本人が感じることなので今までの日本の教育では難しい。
「こう感じるのだ」と押し付けるものではないんです。

部活は課外活動でありまして、義務ではありません。
やりたいからやるのであって、やりたくないことをわざわざやる必要はありません。
また、負担だと思っている人に教えてもらいたくないし、そんな人から教わったってつまらないでしょう。
生涯にわたって楽しむことを考えていくことが大事だと思うのです。