July 30

高校野球の埼玉県予選でバットをヌンチャクのように振り回す選手のパフォーマンスが話題となり、高野連が試合の遅延行為に当たるとして後日注意をしたそうだ。
埼玉県では選手のガッツポーズも自粛するよう求められているという。

ネットで話題になっていたので、自分も動画を見た。
え?遅延行為に当たるのか?
見ていて面白いし、こういう選手がいてもいいんじゃないか。
観客もみんな喜んでいる。
相手のチームを侮辱するような行為でもあるまいし、おかしな大人たちが多いものだ。

スポーツと教育を切り離せない人がいる。
古い世代の人は特にそうだ。
Sportsというのはラテン語の「desportare」からフランス語「desport」の「楽しむ」というのが語源となっている。
日本古来の剣道や柔道などの「修練」的な意味合いは持たない。
スポーツは教育的な価値はあるけれど、教育そのものではない。
そのような考えがベースになっている。
「楽しむもの」「遊ぶもの」なのだ。
ところが、日本では輸入されたスポーツを「教育の一環」ととらえる方向に活用してしまった。

教える側と教わる側の上下関係が形成される。
自分の体験した海外の教育やスポーツでは日本のような上下関係は存在しなかった。
監督やコーチと選手は対等。
道具の準備や片づけは監督もコーチも率先して行う。
むしろそれは彼らの仕事。
対等だからお互いの名前もファーストネームで呼び合う。
じゃ、敬意を払っていないかっていったらそうじゃない。
きちんと相手の考えを尊重する文化が根付いている。
最終責任者の方針は貫かれるが、選手には意見を言う場面が許されている。
「楽しいからやる」「楽しむためにやる」という雰囲気なので、どんなに練習がきつくても楽しい。

サッカーは欧米のクラブチームをモデルに発展している。
傍から見ていてもサッカーは野球に比べて自由度が高い。
日本の野球も変化点なのではないか。
このままいったら野球は衰退してもおかしくない。