June 20

「ノウフク」
農業と福祉のコラボ。
ニュースを聞いておりましたら、これを国や自治体で推進する動きがあるそうです。
農業従事者の高齢化。
障がい者の社会進出の問題。
ひとつの解決策として考えられているようです。

「条件を整えてあげないと難しいな」
これがわたくしの率直な印象。
一般企業の就労と同じでマッチングの難しさがあります。
障害を持った方々の特徴や特殊な能力を生かすには業務がシステマチックになっていないと上手くいきません。
農業というのは向いていないんですよね。
まずは天候に左右される。
農閑期がある。
毎日同じような業務があるわけではなく、「ある一定期間にしか一定の業務がない」。
これが問題なんです。
作業を覚えたと思ったら、来年までその作業はない。
そういう不安定な業務というのは一番向かないですよね。
雨の日にはどうするのか。
農閑期はどう過ごすのか。
これで食べていけるだけの収入を得られるのか。
大いに疑問です。
ただし、水耕栽培や温室栽培、きのこなどの工場では上手くいくと思います。
ある意味、システムが構築されていて業務も一定、数量や時間の管理も徹底されています。
こういう仕事で推進していただけたらいいなと思います。

人の感覚や環境に左右される仕事というのは管理がしにくい。
障害を持った方々、特に知的な障害を持った方々にとっては「曖昧さ」が苦手です。
「こんなかんじ、あんなかんじ」「これくらい」
というような曖昧な指示は理解が難しいんです。
「100g」「50個」「20分」
というように明確な指示を出すことが大事。
グレーゾーンは極力なくす。
「いいものはいい」「ダメなものはダメ」と白と黒をはっきりさせる。
そういう業務にするためには管理者がシステマチックに仕事を準備していなくてはならないんです。

先日、障害者雇用について書きました。
上記のようにシステム化された仕事では力を発揮できるのですけど、これは自動化に代替できる可能性があります。
ですので、どうやったら彼らの雇用、社会参加を促進できるのか悩んでいるのです。

国や自治体が挑戦することは喜ばしいことですが、安易な取り組みにならないように祈るばかりです。