昨晩、撮影してみました。
7時過ぎたころには雲でぼやけていたので「今回はダメか・・・」と残念に思っていたのですが、9時過ぎにもう一度見てみたらきれいに晴れていたので「これは!」と思いまして、せっかくなので枕元に置いてあったTeleview Genesisを出してみました。
リコー PF-80EDよりも口径が大きいこともあり、明るくきれいに撮れたかなと思います。
このTeleview Genesisはわたくしがこの会社に来た時に、技術部の部屋に眠っていたらしく「谷さん欲しいでしょ。あげるよ。」といただいたものです。
スリーブの口にちょっとガタがあるので、写真撮影の際にはレリーズかセルフタイマーを使う必要があってちょっと気を遣うところがあるもんで。
取り回しが面倒でね~、んー、もう・・・なんともかわいい。
テレスコ工房の齋藤さんにいろいろとご指南いただこうと思っています。
齋藤さんはご自身があらゆる機器を使って撮影しており、使用者目線でカスタム部品等を製作・販売されているのでとても参考になります。
弊社もそうなんですけど、メーカー側というのは技術者の高性能化への思いが先行して、実際に使う人の視点が抜けている場合が多いんですね。
例としてはオーバースペック。
開発技術者「これはいいはずだ・・・」
営業「いいんだから売れるはずだ・・・」
使用者「そこまでは求めてないけど・・・」
こういうことが日常茶飯事で起こっていて、メーカーの押し売り感覚が気にかかります。
開発技術者や弊社の社員に対しては「自分達が作ったものなんだから使用してみればいいのに」とよく思います。
実際に使わないので「いいところも悪いところも本当のところがわからない」。
作業標準に従って作れば良品となり、それでよし。
決められたことをこなせば仕事が成立する。
そこには”思い”が入らない場合が増えている。
これからのモノ作りは狭いところを掘り下げていく視点が必要で、現場の社員でさえそこまで追求する気持ちがないといけないかなと思っています。
会社には今までの試作品や半良品などが転がっていたりします。
「あわゆくば、自分のカメラに取り付けて撮影できないか」と思うのはわたくしぐらいかな。
興味が薄い人が多いのがちょっと残念ですね。