Nov. 2

技術を商売にしていこうと思っているのだが、身につけた技術を伝えることがいかに難しいかがわかる。
わが社に限らず大手だってその壁にぶち当たっている。
うまくいっているかといったら、うまくいっていない。

永久に続くこの山道をどうやって踏破していくのか。

どうやって技術の伝承を行うのかが課題になっているのである。
これはもう教育しか残っていないと思う。
そういう意味ではわたくしめがこの会社に存在する意義はそれなりにあるのではないか。
勝手に思っている。
いや、ただ単に言い聞かせているだけかもしれない。

「こんなかんじ」
「あんなかんじ」
これでは伝わらない。
伝わる人というのは超高次元で能力の高い人のみ。
スポーツと同じで自分の感じていること感じたことをどのように言語化するか。
曖昧模糊としたものを言語化しなくてはならない。
教わる側もその言語を理解しなくてはならない。
膨大な時間と労力を要するのだ。
だからこそ、会社の進む方向に強い意志と共感をもって取り組めるかがベースとして必要になってくる。

指導する人は過去の成功体験に大きな影響を受けている。
「とにかく反復練習や!頭じゃない、体で覚えろ!」で成功してきた人は同じことを指導する。
過去の成功事例は置いといて、「もっといいやり方があるか考えよう」で成功してきた人も同じことを指導する。
そのような傾向は誰にでも当てはまりそうである。
自分は体育会系のノリで前者を嫌というほど経験してまいりました。
ホント、アホちゃうかといつも思っていました。
言語や体感したことを脳で情報処理し、脳が指令を出して体を動かす。
体で覚えるなんてことはあり得ません。
あるレベルの技術を習得するには反復練習も必要です。
しかしながら、初めっから理不尽なほどの反復練習は何も考えていないのと同じです。

基本的な考えは後者であります。
いつもブロックで積み上げてはぶっ壊す。積み上げてはぶっ壊す。
「次は違うやり方でやってみよう!」というのが肌に合ってるんですね。
ほんと、めんどうな性分でございます。

前者は多くの場合こうです。
毎回違うことを試すことが面倒。
なぜって。
都度説明しなくてはならない。
納得してもらうために分かりやすい資料や準備が必要となる。
めっちゃ時間がかかるってことです。
反復練習させとけば時間がどんどん過ぎる。
教わる側は何となく「がんばった」という達成感を味わえる。
疲れ果てた姿をみて教える側も妙な達成感を味わう。
この達成感とやらがわたくし的には「どうなのよ?」という感じなんですね。

「積み上げたものぶっ壊して・・・」
全力少年という歌。
いいねー。