Oct. 22

RWCも残すところ数試合。

日本の活躍もあって、ネットのニュースはホスト国としての日本やスポーツとしてのラグビーを絶賛する声が多く書かれています。

日本選手の頑張りには目を見張るものがあって「ありがとう」と言いたい。

よくぞここまでたどり着いたと思う。

忘れられない24年前の悪夢。

あの頃はアメリカでラグビーをしていて、本当に悔しかったし、「いつかみていろ・・・」とこころに誓ったものです。

我々の世代はいまでは指導者となり、あの悔しさをバネに現在の日本ラグビーを支えている。

 

気になることがある。

誰も苦言を呈する人がいないことである。

みんな褒めあって海外からも称賛されて、それはそれでいいんですけど、気持ち悪くないですか?

多くの人が不安を抱えている裏返しなのではないか。

そう思うのである。

世の中が「自分さえよければ・・・」という空気に傾いているから、こころの中の良心に訴えるものがあるように思う。

倒れても立ち上がりチームに貢献するひたむきな選手の姿にこころを動かされる。

 

ラグビー界にもセルジオさんみたいな人が必要ではないか。

強豪国であれば、こんなにみんな褒め合うだろうか。

「もっと、いい勝ち方があるだろう・・」とか「勝ったけど、あれはいただけないね」といった厳しい批評もあるはずである。

弱かった国が強豪国の厚い壁を打ち破り、仲間入りをしようとしている。

そういう状況にあると思う。

「調子に乗ってるんじゃない!・・・」

と一喝してくれる人が必要だ。

これからの強化の仕方によっては壁を打ち破るどころか跳ね返されて、弱体化することだって十分にありうる。

こういうときには一歩後ろに下がって冷静に物事を見極めることが大事だ。

慢心してはならない。

目標は世界一。

いつでもニュージーランドと互角に渡り合うところまで行きたい。

やっとスタート地点にたどり着いたのだ。

ここからなのである。